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お寺を守る地域の目

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故郷の北海道では、日中は本堂を開け放して誰でもおまいりできるお寺がほとんどだった。近くの檀家さんや通りすがりの旅行客がおまいりに見えるのは大歓迎だが、それにまぎれてときどきいらっしゃるのが、賽銭目当ての泥棒さん。求める人に施しをするのも寺の役目とはいえ、やはり盗みは良くない。しかし対応策として賽銭箱にカギを取り付けると、今度は賽銭箱そのものを壊されたり、お金の代わりに大切な仏像を持ち去られてしまったりすることもあり、「お寺をどこまで開放するか」というのはどこのお寺でも悩ましいテーマである。

点、膨大な数の人間がひしめき合う都心では、不審者が入らないよう境内を高い塀でぐるりと囲んで門にカギをかけているお寺も見かける。そうすれば確かに安全は守られるのだが、同時に一般の参拝者も締め出されて気軽におまいりすることができなくなってしまうため、結局なんのためのお寺なのか分からないという状況になってしまう可能性もある。
 これまで日中ひっそりと本堂を開放していた光明寺でも、やはり賽銭が盗まれることがたびたびあった。そのうえさらにオープンテラスの企画などをはじめたら、見知らぬ人々が大勢出入りするようになってセキュリティ上たいへんなことになるのではないかとも思われたのだが、意外なことに結果的には賽銭泥棒は激減。はじめは見知らぬ人の集まりだったお客さんたちが、だんだん顔見知りの常連さんになり、知らぬ間に「お寺を守る地域の目」として機能するようになっていたのである。
 人に愛されるお寺になることが、お寺を守る一番の近道かもしれない。

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